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走り込みの掛け声はブルガリア民謡に似ている

 




結論から言おう。

走り込みの掛け声はブルガリア民謡に似ている。


公園を歩いていたときのことだ。


再現

遠くからブルガリア民謡のような声が聞こえてくる。

「おお、合唱部がブルガリア民謡の練習でもしているのかな?」

10人ほどの女性の声だろうか。
歌詞は不明瞭で、スタッカートが効いた不協和音だ。

しかし、近づいてきたのは走り込みをしている部活生だった。
近所の学校のバレー部かバスケ部と思しきユニフォームを着た少女たちが、掛け声をかけながら走っているだけだった。

「ファイ!」「オー!」「ファイ!」「オー!」

と交互に掛け声をかけ、私の前を颯爽と走り去っていった。

・・・

その後も走り込みの掛け声が遠くから聞こえると、毎回「ブルガリア民謡に似ているな」と思っているのだが、誰からも共感を得られないのだ。

なぜ。
確かに似ているように聞こえたのに。

ブルガリア民謡とは


ところで、ブルガリア民謡とはどんなものかご存じだろうか。

複数(3人以上)の女性により、地声・ノンビブラートで歌われる。歌声は力強い響きで、独特の発声とハーモニーである。発声にはビブラートの代わりにこぶしが用いられ、ハーモニーには不協和音を使用している。伴奏にはバグパイプ等が使用される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


頭に浮かんでいるであろうヨーグルトのことはさておき
まずはこちらのいかにもブルガリア民謡、という特徴の詰まった曲を聞いてみてほしい。

無印良品で流れていなさそうでギリギリ流れていたことがあるタイプの民謡だ。


日本では1987年に「ブルガリアン・ヴォイス/神秘の声」という女声合唱のCDがヒットしたことでブルガリア民謡の知名度が広まった。
そのためか、ブルガリア民謡風のアレンジのコーラスに対しブルガリアンボイスと表現されているのをよく目にする。

ブルガリア民謡には楽器を使った曲や男性の歌う曲もあるのだが、この記事では日本で一般的に「ブルガリアンボイス」としてよく知られている、女声合唱に限定させてもらう。

※イメージ

先ほどの曲を聞いてピンと来なかった人も、
映画「AKIRA」に使わている曲で「ラッセーラー ラッセーラー」と言っている部分、もしくは映画「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の不思議な響きのコーラス曲のようなもの

……と言うと、何となく伝わるかもしれない。

ブルガリアンボイスは神秘的な雰囲気なのでファンタジー系のアニメやゲームのBGMによく使用されているし、テレビ番組の怪奇現象や謎を調査するシーンでもよく流れている。
最近聴いたものだと、鬼滅の刃のアニメで各話タイトルが表示されるときに流れる「エ~エェ~~~」というコーラス部分もそうだった。

走り込みの掛け声とは

一方こちらは、団体でランニングをする際に走りながら一斉にかける掛け声である。
運動部の学生やプロ野球チームが「いちにーさんしー」等のカウントをしたり、「ファイ(オー)ファイ(オー)」と合いの手を入れながら発声しているのをよく耳にする。

掛け声のバリエーションは様々

初めてこの自分だけのあるあるに気づいたときは感動した。
だが、友人や同僚達からの反応はほぼ否定的であった。

「考えている絵文字」じゃないのかよ


ことごとく共感を得られない。

でもさあ、

そんなことないと思う!


私は音楽の専門家でもないし、音響の専門家でもない。
何の根拠もない思い込みにすぎない……かもしれないが、この関連を見出した理由がまったくのゼロとは信じられないのだ。

この二つの特徴を洗い出して共通点を探し、なぜ「似ている」と感じたのか自分なりに考察してみたのだが、いくら素人が思いつきを挙げたところで戯言でしかない。


音楽の専門家にインタビュー(1)

こうなったら音楽の専門知識のある方に「おれは狂っているのか?」と直接聞いてみるしかないだろう。

音大で講師をされている方にインタビューを行った。
本物のピアニストの先生である。

kazumi先生
桐朋音楽大学卒業後、アメリカへ留学。
演奏活動とピアノ教室での指導のかたわら、某音楽大学で講師を務めている。

ヒル(筆者)
学生時代は合唱部の部室にあった持ち主不明の「烈火の炎」を全巻読破したが、内容を全く覚えていない。


※kazumi先生には記事冒頭で紹介したブルガリア民謡の特徴が詰まった曲のURLを事前にお送りし、雰囲気を伝えてあります。


ヒル:
早速ですが、こちらの参考音源を聞き比べてみてください。
まずは走り込みの掛け声です。

(※近所で走っている部活生に「掛け声録音していい?」と許可を取ると通報事案になるため、耳コピで再現)

もう一つ、
web検索で出てきた小学生チームの掛け声の映像です。

https://www.facebook.com/watch/?v=3244707198974728

そして、こちらがブルガリア民謡です。
まずは、掛け声により近い曲をお聞きください。


次に、「アニメ等ででよく使われるコーラス」と「掛け声」のどちらにも寄りすぎていない雰囲気の曲です。


ヒル:
率直に、どうでしょう……?

kazumi先生:
走り込みの掛け声とブルガリア合唱は「似ていない」と思います。
これはどのような観点から似ているかもと思ったのでしょうか?

ヒル:
まず、走り込みの掛け声とブルガリア民謡、それぞれの特徴を挙げてみます。



この二つを照らし合わせ、共通している部分が「似ている」と感じる要素なのでは?という仮説を立てました。




kazumi先生:
地声は同じかもしれません。
アップテンポのブルガリア民謡は、複数人だし、スタカート的なはずんだリズムのとり方で、身体もノレる感じがしますね。
きっとはずんだ感じと、複数人で掛け声をかけていたので似ているように思ったのではないでしょうか…。
長い発声ではなく短い発声でどんどん歌うのが、きっと掛け声に似ているように感じたのだと思います。

ヒル:
おおー! 部分的に合っている。
ありがとうございます。ちょっと元気が出ました。

kazumi先生:
ですが……
ブルガリア民謡の合唱の特徴として、変拍子(※)やシンコペーション(※)など、とても面白いリズム感があります。
掛け声を変拍子やシンコペーションですると2本の足では走りにくくなるので、歩くにしても走るにしても、2拍子が自然だと思います。

※変拍子…2拍子と3拍子を複数混ぜ合わせた拍子。5拍子や7拍子、11拍子など
※シンコペーション…強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすこと

ヒル:
先生の中で似ていないと感じたのは、拍子が違いすぎるからだったのか……!

ちなみに、友人から「掛け声を聞いてブルガリア民謡を連想することはないが、ブルガリア民謡を聞いて掛け声っぽいと思うことはあるかもしれない」と言われました。
私は掛け声→民謡を連想しましたが、民謡→掛け声のように逆のパターンで連想するのは、専門家の方から見て同意できる度合いが少しでも高いのでしょうか?

kazumi先生:
はい。それはそう思います。
ブルガリア民謡を何度も聞きましたが、「あー、掛け声に聞こえるかも!」とは思いました。

・・・

ブルガリア民謡を歌いながら走り込みをする


ピアニストの先生に「部分的に似ている」と認めてもらえて、ひとまずほっとした。
そして、遠くから聞こえたという理由を差し引いても走り込みの掛け声とブルガリア民謡が「全然似ていない」と感じる理由が、拍子が違いすぎるからだということも分かった。

人間は二足歩行だから、走りながら5拍子や7拍子など奇数の拍子をとるのは難しい。確かに~。

一応、4分の7拍子のブルガリア民謡を歌いながら走ってみたらどうなるのか試してみよう。


き、きつい………………
走りながらだと声揺れまくりでこぶし効きまくりである。
そもそも息切れして声が出ない。

kazumi先生の言う通り、リズムが取りにくく、ずれてしまった。
もし人前で走りながら変拍子を歌う予定のある方は口パクしたほうがいいよ、絶対。

ところで、歌いながら走ってみて思い出したものがある。「ミリタリーケイデンス」だ。

映画などで米兵が走りながら歌う場面を見たことがあるだろうか。
走り込みの掛け声の起源はミリタリーケイデンスという説があるらしいが、これには明確な音程があるので掛け声ではなく歌だろう。

なぜ「走り込み」と「歌」の要素を持ちながらすぐに思い浮かばなかったのか。
不思議だったが、考えてみるとブルガリア民謡との共通点がほぼない。

ミリタリーケイデンスの旋律は1つなのでモノフォニーである。ブルガリア民謡は旋律が複数重なっているポリフォニーなので、似ていない。
繰り返し部分も、合いの手というより復唱パートという感じがする。
何より、リズムが行進に適した2拍子だ。

やはり、走り込みの掛け声のほうがブルガリア民謡に似ている。

……ですよね?

・・・

音楽の専門家にインタビュー(2)

先ほどはピアニストの先生にインタビューしたが、
実はさらにもうお一方、今度は声楽の専門家にお話を伺った。

本物のオペラ歌手の先生である。

迎 肇聡(むかい ただとし)先生
大阪音楽大学講師。
大阪音楽大学大学院 オペラ研究室修了後、ドイツに留学。バリトン歌手としてオペラや演奏会など世界各地で活躍し、年間100本ほどの公演をこなす。

※迎先生にも事前に仮説をお送りし、参考音源を聞き比べていただきました。

※再掲

ヒル:
どうでしょうか。

迎先生:
まず、声の出し方が地声ということと、ノンビブラート、不協和音が共通点ですね。こぶしは…まあ、走りながらだから全部こぶしになるでしょうし。

ヒル:
やった! 仮説全部合ってたんですか!!!???
私も走りながら歌うと全こぶしになりましたので、仕方ないです。

全クリ!

迎先生:
ブルガリア民謡には長二度(※)が多いです。
走り込みの掛け声ってメロディーがないので、各自の出しやすい高さで発声すると思うのですが、そうすると音がずれて不協和音になり、ちょうど長二度に聞こえることがあります。そこが一番似ていますね。

※長二度……端的に言うと不協和音に分類される響き。 ピアノで例えると、「ドとレ」「ソとラ」など、黒鍵(半音)を挟んで隣り合った白鍵同士の、全音の2度。 詳しくはこちらの解説をご覧ください。

ヒルさんの再現した掛け声は4拍子でしたが、小学生の動画では変拍子になっていました。
変拍子だとブルガリア民謡の持つ要素により近くなるので、その場合は似ているように聞こえると思います。

ヒル:
よかった!
まさか仮説が全部認めていただけるとは思わなかったので、嬉しいです!

実は、4分の7拍子のブルガリア民謡を歌いながら走ってみたんですけど、脚がもつれてかなり難しかったです。
歌詞とメロディーに集中したら走るフォームがおろそかになったので、トレーニングには向かないですよね。
小学生の動画の掛け声が変拍子になっていたのは、偶然ずれたのかどうか分かりませんが……。

迎先生:
西洋音楽は4拍子が基本で、3拍子はワルツなど踊りのために作られたものです。行進曲は2拍子ですよね。
走るとなると、行進曲のように2で割れる数の拍じゃないといけないので、やはり変拍子では難しいです。ダンスならいいんですけど。

ヒル:
やっぱり二足歩行と拍子の関係は重要だ。


仮説には書かれていない部分の指摘

迎先生:
西洋音楽は口の中を大きく開けて歌うのですが、ブルガリア民謡は口の中が狭い発音をしています。
一方、これは歌ではなく話すときですが、日本語は口の中を狭くして発音する言語なんですね。
走り込みは歌ではないため、日本語の話すときとブルガリア民謡の歌うとき、どちらも口を狭くして発音しているという点で似ていると思います。



ヒル:
新情報だ!
歌う時と話す時の口の開け方にも共通点があったとは……。

迎先生:
そして、ブルガリア民謡はポリフォニーと言って複数のメロディーが重なっていますが、掛け声のほうは「ファイ!(オー!)」の合いの手「オー!」が最初の「ファイ!」に重なったときに別のメロディに聞こえることがある……かも?
遠くから聞くと、複数のメロディとして聞こえることがあるかもしれないですね。

ヒル:
仮説以上に掛け声にブルガリア民謡の要素が食い込んでいる。

迎先生:
音楽の三要素というものがあり、「リズム・メロディ・ハーモニー」、この3つが揃っていれば音楽だと認識されます。
掛け声はそもそも歌ではなく、音楽の三要素を満たしていないため、聞こえても音楽だと認識しません。

似ているという感想に共感を得られなかったということですが、
ブルガリア民謡とはどんなものか、というのを知っている方が遠くから掛け声を聞くと「あのリズムとハーモニーは聞いたことがあるな」と繋がるかもしれませんが、先ほど挙げた三要素が揃ってこその音楽なので、3つすべてが揃わないと行きつかないですね。

ヒル:
私がブルガリア民謡のことを知っていたからこそ掛け声から連想できたということですね。
歌や音楽に興味がない人やブルガリア民謡を知らない人から賛同を得られなくても、仕方がないか。

迎先生:
ですが、「ブルガリア民謡の要素の中の一部分を取ったものが掛け声である」と言うこともできます。
掛け声には、ブルガリア民謡で多用される二度でぶつかるハーモニー(長二度・短二度)と、ちょっと似ているリズム(遠くから聞こえたり、走りながら偶然変拍子になった場合)という二つの要素が揃っています。
これにもしメロディーが加われば、大分ブルガリア民謡に近づくのではないでしょうか。

ヒル:
「掛け声をブルガリア民謡に寄せていく方法」ってことですか?

迎先生:
はい。掛け声にメロディーがつけば音楽の三要素(リズム・メロディ・ハーモニー)が揃うので、よりブルガリア民謡っぽく聞こえる要素が増えます。

ヒル:
専門家からまさかの提案が来た……

迎先生:
音階には長音階・短音階というものがあって、ブルガリア民謡を西洋音楽の枠組みに当てはめると短音階です。
短音階で掛け声を作れば、さらにブルガリア民謡に近づくはずです。

【結論】走り込みの掛け声とブルガリア民謡は似ている


ヒル:
結論!!おれは狂ってなかった!!!!!!
先生、後でこの記事の完成原稿お渡ししましょうか?

迎先生:
いや、いいです(苦笑)

・・・

専門家からのお墨付きを頂き、これで「走り込みの掛け声とブルガリア民謡は似ている」ということが証明された。

お答えいただいた先生方の顔に泥を塗らぬよう、今後は品行方正に生きようと思います(蓋についたヨーグルトを舐めない等)。

だが、掛け声をよりブルガリア民謡に近づける方法まで教えていただいたのだ。
せっかくなので、走り込みの掛け声をブルガリア民謡風にしてみよう。
大盛り・おかわり・トッピングが無料のときは、いつだって笑顔でうなずいてきたのと同じように。

せっかくなので!

走り込みの掛け声をブルガリア民謡風にしてみた


合ってるか?
ランニングのフォーム、大丈夫か?

長二度だの短音階だのという部分が怪しいが、やはりメロディーがついたことでかなりブルガリア民謡に寄せられたと思う。

そして……
私自身が二足歩行だから、どうしても変拍子にはできなかった。
3本以上の奇数脚で走れるのは生物の中では稀有な存在だし……

ヒトデ

ありがとう……
いつか私が海の藻屑になったら、海底で5拍子の行進を聞かせてね……。

長年の疑問が解決し、似ている二つをより近づけることもできたので、お腹いっぱいです。よかったよかった。

さて、満腹になったところで、腹ごなしにもう一走りしてきますかね。



















おわり

コメント

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